2013年07月24日

これでは選挙ではなく戦挙だ

選挙期間中に強く感じたんだけど、選挙を戦いになぞらえて勝つか負けるかという言葉が多過ぎると思う。これでは選挙ではなくて戦挙だ。

日本を戦争のできる国にしたいと言う人たちがそういう言葉を使うのはある意味で整合性があるけれど、そうじゃない主張をしている人たちまでも握り拳で「この戦いに勝利する」だとか「ぜったい負けられない」とか言っててなだんかコワイ。

で、ダイアログとディスカッションの違いについて思い出した。

▼引用:『学習する組織』44頁
学習する組織――システム思考で未来を創造する [単行本] / ピーター M センゲ, Peter M. Senge (著); 枝廣 淳子, 小田 理一郎, 中小路 佳代子 (翻訳); 英治出版 (刊)

ダイアログは、より一般的な言葉である「ディスカッション」とは異なる。「ディスカッション」は、「叩打(パーカッション)」や「衝撃(コンカッション)」を語源としていて、文字どおり、勝者がすべてを得る競争の中で考えを互いにぶつけ合うことである


今の選挙、そして選挙で選ばれた人たちによる国会や議会ってディスカッションだよな。

でダイアログ〔dialogue〕は、

▼引用:『学習する組織』44頁
それは、チームのメンバーが、前提を保留して本当の意味で「共に考える」能力である。ギリシャ人にとって、
「ディアロゴス〔dia-logos〕」は、個人では得ることのできない洞察をグループとして発見することを可能にするような、グループ全体に自由に広がる意味の流れ」を意味した。


となっていて、現状からはほど遠い。

これは既得権層だけではなくて、社会運動・市民活動をしている人たちも実は苦手だったりそもそもそういう発想がなかったり。

反対ばかりで対案がないと言われて市民活動も対案力を鍛えたけど、今度は「対案あって対話なし」という状況に陥っているような。

類が友を呼び群れる楽しさに身を置いた者が、異質な他者と過ごす居心地の悪さから遠ざかろうとするのはお互い様か。

というわけで、読んでいる2冊。

ホールシステム・アプローチ―1000人以上でもとことん話し合える方法 [単行本(ソフトカバー)] / 香取 一昭, 大川 恒 (著); 日本経済新聞出版社 (刊)

人と組織を強くする交渉力 [単行本] / 鈴木有香 (著); 自由国民社 (刊)
posted by ナスケン at 10:44| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年06月01日

森の生活を卒業しました!

2014年までに引き継ぐことになっていたNPO法人 森の生活の代表ですが、おかげさまで順調に経過し、本日付けで 麻生 翼 新代表 へと引き継ぐことができました

退任にあたってのご挨拶を…と何度も挑戦しているのですが、2005年に下川町役場を辞めて森の生活を設立して以来の8年間のことが断片的に蘇ってきて、どうにもまとまりません…。

起こした事業がそれなりに軌道に乗り(社会に必要だと認められ)、若く優秀で志の高い人物に引き継ぐことのできる幸運は、非常に多くの方々の支え合ってもたらされたものです。

今はただ、ひたすらに、感謝の気持ちでいっぱいです。

有り難いこの幸運に

心から

ありがとうございます!
posted by ナスケン at 13:07| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月02日

2013年のご挨拶

みなさんの物語に訪れた新しい1ページに謹んでお慶びを申し上げます。

旧年中は大変お世話になりました。2012年、地球規模での混沌とした時代にあって、日本は持続可能な社会というゴールの逆を見て過去の栄光に戻ろうとしているようでした。

お上(神)から与えられた経済成長神話、原発安全神話は既に破綻したのにもかかわらず、亡霊たちがまた幻想を語り始めています。

しかし、神話に代わる物語を私たちは共有できていません。神話の主役が亡霊化せずに転生するストーリーを知る人はわずか。慣れ親しんだ歴史に回帰しようとするのは当然と言えば当然かもしれません。

神話に変わる物語をまた誰かが与えてくれるのか。与えてくれる人を再び信じることができるのか。私は否定的です。私たちひとりひとりが神話から抜け出し「自分の物語」を生ききる他ないと感じます。

そして、それぞれの「自分の物語」が絡み合い、もつれ合い、混沌とした中から、ある種の美しいパターンとして「みんなの物語」が浮かび上がってくるのではないでしょうか。

私自身の1年を振り返ると、「自分の物語を生きる」という言葉との出会いと前後して生き方が大きく変わったような気がします(関連記事:http://nasuken16.seesaa.net/article/261860602.html)。

その象徴的な出来事として、2005年の設立以来務めてきたNPO法人 森の生活の代表を2014年までに引き継ぐことになりました(関連記事:http://www.forest-life.org/?p=198#more-198)。

プライベートでは、1歳になった次女の幼児センター通いが年末から始まり、妻は職場復帰、長女は小学校入学を控え、家族の物語にも次々と節目が。

また、社会人になってからすっかり遠ざかっていたボードゲームやカードゲームを娘や友人と楽しむ時間を持つようになり、「遊び」がもたらす人生の豊かさに対して認識を新たにしました。

2013年の抱負は、取り立ててありません。5月で40歳、数えで41歳となり前厄に突入するので、力んで何かに挑戦するのではなく、今、ここ、自分の物語を生きることに集中したいと思います。

敢えて一つだけ挙げるなら「遊ぶ」と「学ぶ」、この相互作用・循環の中から「文化」=「みんなの物語」を紡ぎ出す「あそまなぶんか」活動が中心になる予感があります。

新年早々、長々と失礼いたしました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

▼追記
2011年春の統一地方選で下川町議会議員になったことにより、今までどおりには選挙区内の方々へ年賀状を出せなくなってしまいましたが、メール等は禁止されないそうなので(関連記事:http://tsuji.dtiblog.com/blog-entry-713.html)、昨年から新年のご挨拶を紙媒体から電子媒体に移行しています(関連記事:http://nasuken16.seesaa.net/article/243371677.html)。非礼があるかとは存じますがどうかご容赦ください。
posted by ナスケン at 14:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする